主人公20歳
「あ、今日ってポッキーの日じゃん」
「ん?ああ…11日か今日」
「日にち感覚失う程研究に没頭するのは如何なものかと思うよ」
「…」
「おーっと、そして何故かこんな所にポッキーが!」
「スタンド使っただけだろーが」
「そういう夢のない事言わないのー。さ、やろうか」
「何を」
「ポッキーゲーム!」
「アホか」
「つれないお返事過ぎて泣いちゃうわ!」
「というか、11月11日と言えばチーズの日だろ」
「…え、そうなの?」
「ああ」
「それって一般的には知られてないと思うよ…?」
「…そうなのか」
「…うん」
「…美味いワインが手に入ったし二人でチーズ肴に一杯やるか」
「じゃあ、チーズ買いに行く?」
「ああ。…ほら」
「…ん」
差し出された手を握り返して二人で研究室を出る。傍から見たらどう言う風に見えるのかな、なんて思いながら手に力を込めた。
「そう言えばお前と二人で飲むのは初めてだな」
「…そうだねー」
承太郎の場合
A.ポッキーの日じゃなくてチーズの日
(結局酔った承太郎に無理矢理やらせたら恥ずかしくなって自分で折りました)
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