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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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Hello!Hello!




「DIO」

「なんだ」


昼間のカイロが珍しいのか視線をうろつかせるDIOを少しばかりおかしく思いながら声をかける。こちらを向くこと無く返事をする姿に、名前は少し笑ってしまった。
まるで、そこらに居る好奇心旺盛な子供の様だ。


「…何を笑っている」

「別にー」


名前の答えが気に食わなかったのか、険しい顔になるDIOが更に笑いを誘った。


「相変わらずお前は変な奴だ」

「はいはい。…ねえ、DIO」


歩みをとめた名前に一歩前を歩いていたDIOも止まり振り返る。その時初めてDIOは名前の笑みがどこか辛そうなことに気付いた。


「名前?」

「もし、さ。その頃の姿の君に出会っていたら、何かが変わったりしてた、のかな」


もしも、あの頃の君に出会っていたら。こうして隣を歩いていただろうか。君は吸血鬼になんかならないで、穏やかな幸せをあげられたかな。DIOに聞かれれば思い上がった考えだ、と一蹴されそうなことが名前の胸の中に渦巻いていた。
そんな名前にDIOは一歩近づき、名前の手を取った。