 ／Hello!Hello! ＼ 「太陽を見るのも久しぶりだな」 この男が燦々と輝く太陽の下に出たのは何時ぶりなのだろうか。最後は最低でも百年以上前なのだろう。それは名前には途方もない時間に思えた。 「…どう？久々の日光浴は」 「どうもこうもあるまい。光は光だ。太陽であろうと月であろうと人工のものであろうとな」 小馬鹿にする様にDIOは笑うが、その笑みも何処か楽しげに見えるのは名前の錯覚だろうか。 太陽光をキラキラと反射するDIOの髪は、普段月の光で見るものとは全く違う輝きを放っていた。 「どうしたそんな間抜け面をして。このDIOに見惚れでもしたか？」 「ん？うん、まあそんな所かな」 肯定されるとは思っていなかったのか、少しばかり呆気にとられるDIOを尻目に名前はさっさと歩き始める。それにDIOは慌てて追いかけた。 「先に行くな。お前は小さいから見失いそうだ」 「今のDIOもそうおっきくはないけどね」 「…お前よりはマシだ」 二人並んで歩けば、普段より近い所にお互いの顔が有る。それが二人の間に何とも言えない違和感をもたらしていた。名前が少し視線をあげれば、柔らかな曲線を描いた頬があり、鋭さの和らいだ瞳が見える。それは今までに見た事のないものだ。 ≪＊≫ ← |