![]() Hello!Hello! \ 「ヌケサクさんどうしたの!」 「名前ー!こいつらを止めてくれ!」 ヌケサクの後ろでは、ヴァニラとンドゥールが睨みあっていた。 「「DIO様を一番お慕いしているのはこの私だ!」」 そんな力の抜ける言葉が聞こえたかと思えば、床が削れ穴が開く。二人ともスタンドでやり合おうとしているのだ。名前は慌てて手近にいたヴァニラを抱き上げる。 「なにやってんのー!?」 「離せ!こいつとは一度話をつけねばならないと思っていたのだ!」 「そうだ。名前、ヴァニラを離せ」 「離すか!っていうか君らのスタンド出したら話がつく前に命が尽きるわ!」 「おお!上手い事言うなー」 「ホル・ホースさんも見てないで止めてよ!」 「いや、だっておれ死にたくねーもん」 「っち!DIO!DIO!」 部屋の隅で我関せずと読書をしていたDIOを呼ぶ。嫌そうな顔をするDIOに名前はヴァニラとンドゥールを押し付けた。 「その二人の面倒は君が見なさい」 「っな!」 「…何か文句が有るの」 名前の目に殺気染みたものが滲んでいるのに気付き、DIOも渋々ながらに二人を抱き上げる。二人は今までの事を忘れたかのように嬉しそうな顔をしていた。 「ご、ご迷惑をおかけしますDIO様!」 「面目ございません」 「…いや、いい」 とりあえず今は名前に近付かない方が得策だとばかりにDIOはソファへと二人を連れていった。 ≪*≫ ← |