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Hello!Hello!




「入るよー」

「ああ、名前、か…」

「…DIOー?」


こちらを見るとDIOが固まった。…どうしたんだろうか。少々心配になり近づこうとした瞬間。


「最高に「ハイ!」ってやつだあぁぁぁ!!!」


え、ちょ、君何時の間にジョースター家の血啜ってんの?馬鹿なの?殴るよ?思いもしない発言に今度はこっちが固まっていると、DIOがテレンスさんを呼んだ。


「どうなさいましたDIO様!?」

「名前の衣装を作ったのは貴様だったな!」

「は、はい。それが何か…」

「いい仕事をしたな!褒めてやろう!」

「! そうでしょうそうでしょう!」

「ああ、名前にこの衣装は映える!映えるぞ!」


…なんだかDIOとテレンスさんが遠い所に居る気がするよ。あ、なんか泣けてきた…。
とりあえずここに居るのは良くないと思いこっそり出ようとしたが、DIOとテレンスさんに両肩をガッシリと捕えられる。…だからさぁ、私を巻き込まないでくれよ、頼むから。
そんな私の願いは虚しくも切実だった。が、世の中そんなに甘くはない。


「テレンス!撮影の用意だ!」

「大丈夫ですDIO様!もう用意してあります!」

「流石だなテレンス!」

「ありがとうございます!」


途切れのないフラッシュの嵐。テレンスさんやDIOのよく分からない情熱。それらが一頻り落ち着いた後の私から魂が抜けているのを見た、と言うのを後からこっそり覗き見てたラバーソールに聞いたのだった。
だったら助けてくれよ…。