/ Hello!Hello! \ 次に来たのは台所!ここはテレンスさんしかいなさそうなイメージだが、実は大人組がお茶飲んだりしているのだ。そしてやっぱりホル・ホースにンドゥールさん、ダニエルさんが居た。これは期待できそうである。 「お兄さん方!Trick or Treat?」 「おお随分と可愛い恰好じゃねーか」 「テレンスの作品だろうが…あれもたまにはいい仕事をするものだ」 「ああ、名前の黒髪に良く似合っているな。魔女の格好は」 ンドゥールさんの言葉に皆して固まる。だって、え…? 「ン、ンドゥールさん…見えてるの?」 「いいや?」 「え、だって今…」 更に尋ねようとしたが、ンドゥールさんの笑顔が深まったのを見て口を噤む。…うん、人間踏み込まない方がいい領域って言うのがあるもんだ。 「あー。ほら、これやるよ!」 そう言ってホル・ホースがくれたのはジャックランタンの形をしたクッキーだ。 「可愛い!」 「だろ?これ毎年好評なんだよ」 …あー、うん。君は配る人多そうだものね。気を取り直してダニエルさんに向き直れば、帽子を落とさないように頭を一撫でしつつ、パンプキンクリームのプチシューをくれた。 「ああ、少し味が被ってしまったな」 そう言いながらンドゥールさんは冷蔵庫からパンプキンプリンを取り出してくれた。…危な気のない足取りと言い、目的の物を一発で取り出す様と言い…やっぱり見えてるんじゃないか、と思った。が、またンドゥールさんがにこりと微笑んだので忘れてしまおう。 さあ!次はだれかな!!!! …あれって心眼とかそういうものなのだろうか。 ≪*≫ ← |