5000hit小説 | ナノ
×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

Hello!Hello!




次に来たのは台所!ここはテレンスさんしかいなさそうなイメージだが、実は大人組がお茶飲んだりしているのだ。そしてやっぱりホル・ホースにンドゥールさん、ダニエルさんが居た。これは期待できそうである。

「お兄さん方!Trick or Treat?」

「おお随分と可愛い恰好じゃねーか」

「テレンスの作品だろうが…あれもたまにはいい仕事をするものだ」

「ああ、名前の黒髪に良く似合っているな。魔女の格好は」


ンドゥールさんの言葉に皆して固まる。だって、え…?


「ン、ンドゥールさん…見えてるの?」

「いいや?」

「え、だって今…」


更に尋ねようとしたが、ンドゥールさんの笑顔が深まったのを見て口を噤む。…うん、人間踏み込まない方がいい領域って言うのがあるもんだ。


「あー。ほら、これやるよ!」


そう言ってホル・ホースがくれたのはジャックランタンの形をしたクッキーだ。


「可愛い!」

「だろ?これ毎年好評なんだよ」


…あー、うん。君は配る人多そうだものね。気を取り直してダニエルさんに向き直れば、帽子を落とさないように頭を一撫でしつつ、パンプキンクリームのプチシューをくれた。


「ああ、少し味が被ってしまったな」


そう言いながらンドゥールさんは冷蔵庫からパンプキンプリンを取り出してくれた。…危な気のない足取りと言い、目的の物を一発で取り出す様と言い…やっぱり見えてるんじゃないか、と思った。が、またンドゥールさんがにこりと微笑んだので忘れてしまおう。
さあ!次はだれかな!!!!

…あれって心眼とかそういうものなのだろうか。