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Hello!Hello!




まあ、お互い出会ってから一時も離れず側に居たと言っても過言ではない。騎手となって遠征する際もお手伝いと称して着いて行ってたし。SBRがどれくらいの期間で行われるかは忘れたが、多分今までのようにすぐ終わるものでもあるまい。


「…わ、悪いか」

「へ?」

「お前が側に居ないと落ち着かないんだよ!」


耳を赤くしながらそう叫ぶディエゴ。この素直さはDIOにはなかったな、なんてついつい比べてしまう。DIOはDIO。ディエゴはディエゴと分かっていてもここまで似てると…ねえ?いや、姿はDIOよりディオ似かもだけど。


「いやまあ、多分私もディエゴが側に居なかったら落ち着かないけどねー」


にへら、と笑うとディエゴは頭をぐしゃぐしゃとかき回して。あーあ、アホ毛立ってるよ色男。


「でも私が2位ってのは現実味がないよ」


多分、いや絶対置いてかれる。


「…お前が気付いてないだけだ」

「はい?」

「お前なら大丈夫だ。…黙ってオレに着いてこい」


…なんだかプロポーズの言葉みたいだな、なんて思いながら力強いその言葉に頷き返した。