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「#幼馴染」のBL小説を読む
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Hello!Hello!




そこからはもう口に出すのも憚れるような舌戦が始まった。
ナマエさんの幼い頃の話から、自分には特別優しかっただの、分かり合っているのは自分だの。あれが好きだ、いいやあっちの方が好きだ…この数十分の間にナマエさんに関する情報が濁流の様に入り込んできた。
こんな排他的な人間がここまで入れ込んでるのはナマエさんくらいだろう。きっと今までも苦労してきたんだろうな、と人事ながら同情を禁じ得ない。


「大体!てめ―らの様な悪い虫を名前に近づけられるか!」

「貴様如きが名前を守りきれると言うのか承太郎?一介の学者如きよりもこのDIOが側にいた方が不埒者どもが近づかんのは目に見えているだろう」

「それはおれも同じだ!あいつにどこぞの馬の骨とも分からん男を近づく前に気付けるのだからな!」

「おれからしたらてめ―らも信用ならねぇんだよ!」

「なんだと…!」

「貴様…!」


ついにスタンドまで出し始めましたよこの人達…。なにか壊そうもんなら倍の値段吹っ掛けてやろう。それぐらいは許されるはずだ。そんな現実逃避をしていると、ノックの音が響いた。気だるげに返事をすれば、帰って来たのは紛れもなくナマエさんの声だった。
それを耳にした途端三人のスタンドが消えうせる。…始めからナマエさんに相手してもらえばよかった。