存在理由 | ナノ






「レーゾンデートルを求めて」最後までお読みいただきありがとうございます。

二部で波紋戦士主人公はいつか書きたいな、とおぼろげに思いつつしっかりと構想を練ってはいませんでした。ジョセフの誕生日作品をそんな状態で書き、何故かちゃんとこの子の話を書き上げたい!と自分でも不思議なまでに熱が上がりました。一気に書き上げたので何か矛盾点がありましたらこっそり耳打ちお願いします。
それにしても書き始めるまではシーザーがメインの相手になるかと思いきや、書き始めたらあれよあれよと言う間に恋愛要素もほぼ無く、エシディシメイン?に。正直自分でもなんでこうなったのかと訝しんでます。
あまり救いの無い感じの終わりでしたが、番外と言うか続編と言うかで原作後の二人やらシーザー達も書いて救済していきたいなあと思っております。
個人的趣味盛りだくさんですが少しでも楽しんで頂けていたら嬉しいです。


モコタ




以下は言い訳だったり補足だったり

・エシディシの過去について
アニメでのエシディシは一族殲滅の時に既にカーズと共にしていましたが、個人的には彼に対してそういうイメージを持てず…。原作で最期の最後まで仲間の為に戦い、生きた彼が何万年と共にした友や家族をあっさりと切り捨てるイメージが湧かなかったというのが本音です。カーズの野望に同調する部分もあり、かつ一族への罪悪感も持ち合わせているのではないか。まあ、随分と夢を見ている気が無きにしも非ずですが。
そして二部に関しては読み手としての期間も長く、特に柱の男たちについての解釈は様々な方の影響を受けていると思います。先人の皆様の素敵な考察や作品にときめく半面ダダ被りしてたらどうしようかと戦々恐々としております。

・エシディシとニナ
ニナはエシディシに体内に潜り込まれ、死ぬ直前の走馬灯というか感覚・感情を共有し彼を生かすという選択にでました。本編でエシディシにも言わせていましたが、正直この時点では彼女は自分の意志と言うよりエシディシの感情や望みに流されている状態だったと思います。本当に本心からの自分の意志、というのを持つのはシーザーを救いたいと思ったあの時ですね。ですがもしもエシディシに潜り込まれずにあの状況になっていたら彼女はそれもまた惰性と言うか刷り込みだったと思ったのではないかと思っています。エシディシの強い意志を知ったからこそ、それと比較してもなんら遜色のない、純粋な願いだと理解出来たのではないかなと。そしてその願いを叶えてくれたエシディシには多分感謝とか罪悪感とか色々抱えているのではないでしょうかね。
エシディシは同調した夢の中でニナの過去を聞き、記憶や感情をそのままダイレクトに受けました。ただ話を聞いただけなら特にこれと言った情動もなかったでしょうが、その状況故に彼女の人生を追体験させられたようなものです。その為ニナをただの人間、利用するものと割り切れずに出た行動があれです。いつかニナの願いを聞き叶えようとした彼の心の内も書いてみたいものですね。

・今後について
初めの方にも書いた通り、原作後の二人や波紋戦士側も絡めてぽつぽつ書いていけたらなあと思っています。今の感じだと家族愛と言うか共依存的な側面のあるエシディシとニナに波紋戦士組が絡む感じでしょうか。ギャグifか何かでカーズ様達も出したいものです。


こんな所まで読んで頂き本当にありがとうございました!


2014.11.05

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