「「「「「「「ジョセフ誕生日おめでとう!!!」」」」」」」 「ありがとーん」 盛大に鳴らされたクラッカーと皆の笑顔の中ジョセフも負けじと最大級の笑みを浮かべる。 「はい、これあたしから!」 「スージーQ…お前の愛だけで十分だぜ?」 「もうジョジョったら!何言ってるのよー」 「ジョセフ、これは私からです」 「リサリサ…サンキュ」 「ちゃんと有効活用するんですよ」 「ジョセフ、おめでとう」 「ありがとう。エリナばーちゃんも長生きしてくれよ?」 「もちろん。ひ孫の顔を見るまでは死ねませんよ」 「ジョセフ…お前も立派になって…ジョースターさんにもますます似てきたな…」 「泣くなってじーちゃん!」 「ジョジョ!大したものじゃないけど…プレゼント持ってきたぜ!」 「スモーキー!忙しいとこ悪いな、大事に使わせてもらうぜ!」 プレゼントと祝いの言葉に埋もれるジョセフの元に、名前とシーザーも連れだってやってくる。 「はいジョセフ。これは私から」 「これはオレからだ」 渡された包みを開けると、そこには名刺入れと品のいいスーツが一着入っていた。どちらもジョセフがプレゼントと言われて思い浮かんだもので。ポカンとしているジョセフの元に更に名前が台所からワインとジョセフが好きなつまみが盛られた大皿を持ってくる。 「で、これは二人からね」 「えーっと、」 「次にお前は何で欲しいもんが分かったんだよ!と言う」 「何で欲しいもんが分かったんだよ!はっ!ってシーザー!それは俺の十八番だってーの!」 「ふん、お前の考えていることなんてすぐ分かる」 「欲しいものもね」 そう言って笑う二人に、まだまだこの先輩たちには勝てないな、とジョセフは笑ってしまう。その日はジョセフにとって今までで一番幸せな誕生日だった。 |