神隠しの少女 | ナノ
悠々と扉を潜って現れた逞しい体に先程の緊張はどこかへ消え去り思わず顔に笑みが浮かんだ。
「や、久しぶりDIO」
「ああ」
ひらりと手を振れば短く返される。確認も取らずに私の隣へと腰を下ろした彼に更に顔が緩んだ。
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mokuji
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