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小説の一部もとい会話の一部

「勘違いしないでください。ぼくが好きなのは、あなたです。」

佐中さんが驚いたのが分かった。予想通りの反応に笑ってしまいそうになる自分が怖い。

「もちろん、年が離れていることも、ぼくがまだ餓鬼だってことも、責任なんて取れるほど立派な立場じゃないってことも、よく分かってます。でも、この気持ちをこの年頃にありがちな憧れだとかそんな風には受け取ってほしくないんです。ただ、あなたの事が好きなんです。好きだということを信じてほしい。ぼくがあなたを幸せにしたいという思いは、そう軽々しいものではないという事を分かってほしい。」

そこで一度、言葉を切る。まさかここまでさっぱりとした気持ちで言えるとは思ってもみなかった。此処に転校して2年間、佐中さんにはお世話になりっぱなしだった。どうしてだろうか。卒業式を終えた今、頭を過ぎるのは、友達との思い出ではなく、佐中さんとの思い出だけ。

他の事なんてどうでもいいと思えるくらいに、佐中さんの事が好きなんだ。

「3年、待っていて下さい。3年間だけ、待っていて下さい。貴女に見合うような人間になって帰ってきます。」


なんじゃこりゃ。友達に「俺の家のオリキャラで小説を書け。さもなくば神楽と琉那(我が家のメインカップル)を破局させてやる」と半ば脅迫されたが為に書いていた短編の一部。

ふぅ、まだまだ表現が甘いし、心境とか詰め込まないと内容が薄いなぁ。

ていうか、扱いにくいキャラ設定だなぁ、相変わらず。なんだよ、病弱な癖にやる気だけはあって無理だと分かっていてもとりあえず頑張ってぶっ倒れる少年Aって。

(提供したのぼくだけど←)

病弱なら大人しくしてろってんだよね。保健の先生大変じゃんか。毎回介抱してやんの大変じゃんか。

しかし、そのキャラ達を容易に使いまわす友達もとい脅迫犯って色んな意味で恐ろしいな。


 2010/12/19 18:42
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