おはよう
ー−−練習試合当日
『はぁああ〜楽しみだなぁ』
どうもこんにちは、烏野高校2年蓮浦飛空です。
今日はなんと青葉城西のマネージャーとして、神奈川に行く事になりました。
神奈川までは新幹線なんで今は駅で待ってます。
『春斗先輩にも久々に会える…』
しかも神奈川までの遠征だから、泊まり。
神奈川に行きたかったし、春斗先輩にも会える一石二鳥だ！！
「おっ！ひーちゃん早いな」
『あ！！春斗先輩おはようございます！』
「わりーな、徹が無理言っちゃって。なんか用事あったりしなかったか？」
『いえいえ！遠征に同行させてもらえるだけって事だけですごく嬉しいです！』
用事はまぁ、部活が…。
でも大地先輩とスガ先輩に特訓してくるって言って休み貰ってるんだよなぁ…。
「そっか！なんか困ったことあったら、遠慮なく聞けよ」
『はい！！！』
「(目がキラキラしてる…)」
やっぱ春斗先輩かっこいいなぁ！
てか、影山家がすごいのかもしれない。
ドッドッドッド
ん…？
何か近づいてく…る…って、
「ひーちゃんだァァアア！おはぶふっ」
「朝からうるせぇぞ、及川」
『岩泉先輩おはようございます！…及川先輩も…』
岩泉先輩と及川先輩か。
朝から大変だなぁ、岩泉先輩は。
「蓮浦か…おはよ」
「ついで！？ひーちゃん俺ついで！？」
『朝からうるさいです先輩。
あと、メールも電話もうるさいです。
で、でも…今回は誘ってくれてありがとうございます…』
先輩には失礼だが、顔を背けながら礼を言う。
「ひーちゃんがデレたァァアア！」
「徹うっさい」
スパンッ！
良い音です春斗先輩。
「よし…全員揃ったな…お前ら
行くぞ！！！！！」
時刻はAM.6:30
今から新幹線で神奈川へ向かいます！
＊＊＊
新幹線に乗って2時間ちょっと。
もさもさとあのお菓子のたけのこを食べてると、及川先輩が話しかけてきた。
「ひーちゃん、ポッキーゲームしよっか！」
『なっ、何言ってるんですか！！場をわきまえてください！！！』
「え？わきまえたらいいの？」
『ダメです！たけのこ投げつけますよ！』
もう…及川先輩は何がしたいのか…
あー影山に会いたい…
「徹からかいすぎだぞ。
ひーちゃん、たけのこ俺にもちょーだい」
春斗先輩！！
「え〜だってひーちゃん可愛いから〜」
「そのひーちゃんはドン引きしてるけどな」
「え、」
『及川先輩…末期ですよ末期…』
「次ひーちゃんに変なこと言ったらきのこ投げつけるから」
「投げつけちまえ」
「おー」
岩泉先輩に言われた通り及川先輩にきのこを投げつける春斗先輩。
及川先輩は必死に避けながらキャッチしてる。
なんだろこの光景。
「おら！お前ら降りるぞ！」
青葉城西の監督が声をかける。
その声を合図にみんな荷物を取り出す。
「ひ、飛空先輩荷物持ちます！」
後輩の金田一が俺の手荷物を1つ取った。
『え？いいの金田一』
「大丈夫っス！」
『ん〜でもそれじゃ金田一に負担かけちゃうから…』
金田一の手から金田一の荷物を取る。
『へへっ、交換な！』
「………っ」
顔が赤い金田一。
どうしたんだろ…
(到着しました！)
(in神奈川！)