神奈川へ行こう





「てなわけで、神奈川の高校と練習試合やることになったから!」


今日も一部(及川)を除いて平和に部活が行われていたのに、いきなり、ここ、青葉城西高校主将の及川が爆弾を落とした。


「「「はぁぁあああ!!?????」」」



「みんな驚きすぎだって!
大丈夫!神奈川まで行くんだからそこそこ強いよ。
なんか、運動設備が整っててすごいらしい!」



「てめ…クソ及川…急すぎるんだよ…」


及川は岩泉に向かってウインクをした。


「あ!ちなみに日程は今週末だから!」



ボコッ


「イッタ!!ちょっとハル何するのー!!」



「そういうのは最低でも2週間前、良くて1ヶ月前に言え、馬鹿野郎」



「ごめんて〜!俺の顔に免じて許しぶへっ」



ハルが2回も俺にバレーボールを当ててきた。
しかも2回目は顔面。この俺の顔面にボールを当てるとか…


「こんなこと出来るのはハルと岩ちゃんだけなんだからね!!」


「………」



「しね、キモい」


相変わらず岩ちゃんは毒舌です。


「まぁ言いたい事はそれだけじゃない」



「まだなんかあるの?」



そうだよ〜とっておきのね〜!
てかむしろこっちが本題的な?


「実は……



その時の遠征にマネージャーとして、ひーちゃんが着いてきてくれます!!!」


「「「……?」」」


みんなの今の顔を言葉で言うなら、ポカーンとか、は?があってると思う。


「みんな忘れちゃったの〜?
ひーちゃんだよひーちゃん!蓮浦飛空だって」


俺の大好きな大好きなひーちゃん。
トビオちゃんに取られちゃったけどね。


「「「はぁぁああああ!?」」」


2回目のはぁ!?いただきました。


「お、及川さん…どうやって飛空先輩からオーケー貰ったんですか…?」


金田一が俺に聞く。
うわぁ〜嬉しそうにしちゃってるなぁ〜。
金田一もひーちゃんに懐いてたからな〜


「そりゃ俺が頼めばおっけーに…「クソ川」…はい」



「どうやって頼んだんだ」


岩ちゃんは俺を睨む。
ハルの目つきもトビオちゃんみたいになっていく。
なんか情報漏らすとでも思ってるのかな。



「岩ちゃんヒド!ハルも目つき怖い!
ひーちゃん前から神奈川行きたいって言ってたから、マネージャーやってくれるなら宿泊費とかタダで連れてってあげるよ、って…」


べ、別に俺悪いことしてないよね!?

俺が話すうちにドンドン睨みが酷くなったんだけど!?
バレー部学校に貢献してるから、部活動支援金とかほとんどバレー部に回ってくるからタダでみんな行けるし…。



「はぁ…ならいいが、これからはちゃんと監督か俺に話せよな」



「え!?これからって次もあるの!?」



「ねえよ!!言葉の文だボケ!」




***








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