少年の話
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少し俺の話を聞いてくれ。
俺はバスケが好きだ。
好きで好きで大好きで
嫌いだ。
薄々感じていた。
俺が周りと"何か"違うって。
でも、気づかない振りをしていた。
気づいてしまったら
きっと全部終わる気がしたから。
でも、幼稚園、小学生、中学生と
上がる度に、さらにその"何か"が目立っていった。
やめてくれよ、
俺はみんなと同じでいい。
こんなのいらない。
こんな"才能"いらないよ
(気づいてしまった時の)
(絶望感)
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