結果発表
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《これから結果発表を始めます。
立っている方はご着席ください》



地下室か〜欲しいな〜。
なんか、最優秀欲しくなってきたわ。


《主催者の方からの講評です》

《―――です。今回は――…》



あーなげー。



「ちゃんと聞きなさい」

『だって結果発表言ったのに、講評とか違うじゃん』

「確かに…」



《では、優秀賞の発表です!》

「でも始まったわよ!」



どこからかお決まりの、
ドラムロールが聞こえる。



《優秀賞は…!!》


パーンッ


《緑間真太郎くんです!!》



拍手より最初にざわつきが起こる。
喜んでる親やさまざまな人が出る。


「あらー…」



母さんも意外だったみたいだ。



その緑間真太郎は表情ひとつ変えずに舞台へ上がっていく。



《最優秀賞は…!!》



再びドラムロールが鳴る。



パーンッ



《白嗣遊くんです!!》

「きゃぁああああ!!!」

『ちょ、うっさ!』

「だって!遊くん最優秀賞!1番よ!」

『はいはい』



俺は席を立って舞台へと向かった。



(何か視線を感じるけど気にしないでおこう)


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