おおとり
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速いテンポの曲がホールに響く。


終盤に差し掛かり……


パチパチパチッ



「ワァアアアア!!」

「さすが、最優秀候補ね」

『うん、別に俺は勝ち負けどうでもいいけどね』

「私の息子イケメンだわぁ…」




今の曲で小学生の下級生の部は終わった。
おおとりを飾ったのは何度も言ってるが、最優秀候補の緑間真太郎。
俺は彼の3人前ぐらいにやった。急すぎたから特に、緊張も無かったわ。



「ねえ遊くん、最優秀取ったら何か買ってあげるわよ!何がいい?」

『まだ発表もされてないじゃん』

「いいのいいの!何がいい?」



欲しい物か…。
ドラム欲しいな…。あーでも、近所迷惑になるか。
でも、電子ドラムは嫌だし…。



『ないことを知って聞くけどさ、うちって防音室とかってないよね』

「それはさすがにないわよ〜!
あ、でも」

『あ、でも?』

「地下室はあるわよ」

『え《これから結果発表を始めます》



被された!
でも、え!?なに!?地下室!?俺、知らないけど!
6年ぐらい経ってるのに!



「ほら結果発表よ〜」



▼演奏とか切っちゃってスイマセン。
ああり分からないので、曲とかも深く語れないので省くことにしました。



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