適当って言ったじゃん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ねーねーねー!」



『………』



「ねーったらー!」



うっざ!何こいつ!しつこいな!
さっきからずっと話し掛けられて…
無視してるんだから、諦めろよ!



「あのねー!俺、高尾和成っていうの!よろしく!」



『……』



「あっれー?聞いてるー?」



「ねーねーねー!」



『うっざ!!!!!』



「やっと反応してくれた!」



まだめげないだと………?なに…!?



「名前なんていうの?」



『白嗣遊…』



「知ってるけどねー!!」



『うっざ!!!』



なんだこいつ!!ほんとうざいな!!
なんか終始ずっとニコニコしてるけど…!!



「ブフォ!!!ゆんちゃんおもしろ!!!ブフッ」



なにいきなり爆笑しだしてんの!?
てか


『ゆんちゃんってなに!?』



「なにってあだ名だって!俺のことは和成でもかずでも適当に呼んでね!」



『…じゃあ、"でこ"な』



「テキトー!!!」



こいつはまたブフォとか言いながら笑い出す。
だって、でこ出てんじゃん。適当っていったじゃん。





(もっと他になんかカッコいいのつけて!)
(前髪センター分け)
(長っ!)





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 



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