白い世界のここは
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あー。
死んじゃったのかなー俺。
痛さもねーし。なんか視界白いし。
でも…
『これでよかったのかもな…』
バスケをやめて、することも何もなかったし。
ん…?視界が白い…?
『ここどこだよ…』
なんかボケてるわ。
とりあえず、今いる場所は全体が白かった。
行き止まりがないぐらいに、見渡す限り
白。しろ、しろしろ。
俺の名前も白。
うん、ごめん。
『やっぱ死んじゃったのかなー…』
だったらあいつは?
転がってきたボールを取りに来たあの子供は。
ここにいないってことは生きてるってことでいいのか?
***
「おい!!!!そこどけぇえええええええええええ!!!!!!!!!!」
『ちょ!うそだろ!?』
迫るトラック。焦る俺。
『ブレーキとか効かねーのかよ!!』
キィイイイイイイイイイイイイ!!!
『クソっ!』
どんっ
「わっ!」
***
ってな感じで意識は消えて、今ここに至る。
でもほんとに、わかんねー。
たぶんあの子供は死んでないんだな。…たぶん。
♪〜〜〜♪〜〜
『…は?』
(なんで)
(ここで着信が…?)
▼修正:20121021
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