人生強制リタイア
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「ありがとうございましたー」



ちりーん


手には今週のジャンプとライター。
ジャンプはあーバスケのマンガあったかな。
続きどうなってんだろ…。
そしてライター。
これで今までの月バスを全部燃やすんだ。
隣のおばさんに怒られたらいやだな。


コンビニから自宅に帰るには、絶対ある一本の道を通らなければいけない。



ダンダンッ


「パース!」

「よしきた!よっ!」

「ナイッシュー」



そう、ストリートバスケの前を。
ここのストバスではお世話になりまくったからな。
一応思い出がある。
今日で少し消えるけど。



「ちょ!おまえパスミス!」

「ごめーん!」

「あ!お兄さんボール取ってー!」

『・・・・・・・』



てんてんてん…と足元に転がってくるボール。



俺はそれをただ眺めているだけ。
ひどいやつだろ?いろいろあったんだ。
ほっといてくれ。


「なんだよもー!いいよ自分で取るからさ!」



小さい子供はボールを取りに走ってくる。



「よし・・・お兄さんもっと人助けしたほうがいいぜ?」


うっざ!何この子!
今時の子は嫌ですねー!



『ほら、さっさと…』



キィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!


「おい!!!!!そこどけぇえええええ!!!!!!!」








(俺が死ぬまであと3秒)


▼20121019
ちょっと修正



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