▲拍手.2015年/7月〜8月
「皆を呼び出したの他でもない。
 いきなりではあるが、今からコメントを録る。」








WC開催場ホールのとある一室。

開会式を終え各校に散らばったキセキの世代が
集まっていました。


それは、少し前WC前で練習が忙しい中に
赤司君から本日集合するようにとメールが入った為
このように集まっております。


あ、紹介が遅れてすみません。

僕は誠凛高校一年 黒子テツヤです。

今回は僕が進行します。




「はぁー?んなことで俺達のこと呼び出したのかのよ!」

始める前から青峰君はやる気ないようです。
いつものことながら困りましたね。




「赤司君、コメントと言うといったい
 どのようなことを、話すのでしょうか?」

僕はしっかりやるつもりなので
赤司君に質問する。



「確かに!どんなことを言えば良いんスかね?」

と黄瀬君も悩んでいますが僕は黄瀬君が一番馴れて
居るんじゃないかな?と思っていると
緑間君も同じことを思ったのか口を開く。



「ふん。そうゆうことは黄瀬、お前が一番得意のはずなのだよ。
 貴様はモデルだろう?」



「えー、そう言われてもー。」


緑間君の言葉に黄瀬君は文句を言っていたので
「拗ねても可愛くないです」と、言っておく。




「ふむ。仕方ないね。

 だが、いつもの感謝の気持ちをそのまま伝えればいい。
 簡単だろ?」


と、赤司君は堂々たる存在感で。
いつもの感謝の気持ち…ですか。



「て、おい!てめぇ赤司!俺の事を無視すんなよ!」


と冒頭から文句を言っていた青峰君が
ついに怒りだしました。

面倒くさがりのわりに青峰君は寂しがり屋で
困ってしまいます。

そんな、彼を嫌いには
…もちろんなれないんですけど。


「すまない、大輝。無視をしていたわけではないが
 お前の相手をしていたら
 時間が足りなくなってしまうからね。

 で、?話は何だったかな?

 僕の言うことが…聞けない。と言う内容だったか?」



赤司君が今にも人を殺しかねない様な雰囲気で
くすりと笑い青峰君を見るものですから
「いや、、なんでもねぇよ。」と青峰君がおれ
事なきを得る。


しかし、見てるこちらはヒヤヒヤするので止めて
もらいたいものです。



「ねー、赤司ちーん。コメント?だっけ。
 ありがとうー、って感じていいの?」


モシャモシャとお菓子を食べ続ける紫原君。



「ああ、それでかまわない。だが欲を言うなら
 あと一言くらい付け足してもらいたい。」


「んー、……んー?考えとくー。」


考える気は本当にあるんだろうかと
疑いたくなる返事ですが紫原君に限って赤司君を
怒らせることはないでしょう。



「よし、異論はないね?」
と赤司君が言うとコメント録りの順番を発表する。

「言い始めは僕だから、最初に言おう。

 そのあとに真太郎、大輝、涼太、テツヤ、敦の順だ。

 マイクはそこに置いてある。」

と赤司君が机の上を指差し、そちらを見ると確かに
マイクがセッティングされてあり
さすが、の一言につきます。


皆、赤司君に言われた通りマイクの方へ行く。


「一気に話してくれてかまわない。
 あとで僕が、必要な部分だけ抜粋し業者に回す。」



と言うことで、ここからはノンストップでお楽しみにください


まずは、赤司君からから。



「拍手ありがとう。次も期待に添えれるよう努力しよう。
 真太郎、そんなに緊張するな、ほら。」


と後ろにいた緑間君を赤司君がぐいっと前に押す。


「むっ...礼を言わんでもないのだよ。...あり、がとう。
 ...!!なんだ!青峰!その顔は!」


緑間君がしどろもどろしながらもコメントを録り
しかし、動揺が隠しきれない緑間君を見て
青峰君が笑いを堪えている。

「分からなくもないっスけど、青峰っち笑っちゃダメっスよ!」 


と、黄瀬君が珍しく最もなことを言う。

青峰君は笑いが収まったのかマイクの前に立つ。


「あー、まあ、さんきゅ。
 ……っんだよ黄瀬。文句あんのか?」


「いやー、人のことあんだけ笑っておいて
 それはないっスわ、」


確かに。僕もそう思う。
ありがとうだけでは、と赤司君と紫原君が話していたのに
聞いてなかったんでしょうか?


「じゃあ、黄瀬やれよ。」と青峰君がマイクから退き
その代わりに黄瀬君が前に出てくる。


「良いっスすよ?」と自慢げな彼にいつも少しいらっとします。


「ありがとうっス!これからも、よろしくっス!
 
 ......痛い!痛いっスよー!黒子っちー!」


映像でお伝えは出来ないのに
それでも、ポーズを決める彼の姿に苛立ち

つい後ろに控えていた僕は黄瀬君を蹴ってしまったのは
悪くないと思います。

ですが、愛はあるのでご愛敬願います。




「すみません。つい。」


「つい!?ひどいっスー!」

黄瀬君がきゃんきゃん哭いていたようた気もしますが
気にしません。
影の薄さを活用して全力で無視します。


愛はあるので。





「ありがとうございます。
 良ければこれからも、僕たちの応援おねがいします。
 ...紫原君。お菓子の屑が、飛んでます。汚いです。」



僕が話をしている時も後ろ側に立っていた
紫原君は絶えずお菓子を食べていて
僕の頭にポロポロと先程から落ちていました。


「えー、ごめん?黒ちん小さいから気づかなかった。」




「僕だって頑張れば紫原君の肩に手は届きます。」





「いや、頑張らなくて届くだろテツ。」



紫原君は気にする様子もなくマイクの方へ進む。




「え〜、お礼?ん〜、ありがとうねー。

 ...ねぇ?これでいい〜赤ちん?」



結局考えた結果、紫原君はありがとう以外の言葉が
見つからなかった様で

赤司君へ振り返り判断を委ねている。


「まあ、大輝も変わらないレベルだから問題ないよ。」


となんとか許可がおり紫原君は安心していた。


「WC試合前に呼び出して悪かったね。
 あとは僕の方で手配しよう。

 …ああ、あと真太郎。

 次は秀徳高校のメンバーで、頼むよ。」



赤司君はそういうとマイクと録音機のデータのみ取りだし
録音セットを緑間君へ渡す。

皆が呆気に取られている内に颯爽と部屋を出ていく
赤司君。


緑間君だけ慌てていまして





「ちょ、ちょっと待て赤司!どうゆうことなのだよ!

 おい!赤司!赤司ぃーーー!」







緑間君の声は部屋に響き渡り
青峰君が笑っていて
黄瀬君は楽しそうだと喜んでいて
紫原君は至極面倒くさそうで


僕はため息をついたのでした。













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前回の拍手コメント



拍手ありがとう。次も期待に添えれるよう努力しよう。
 真太郎、そんなに緊張するな、ほら。


むっ...礼を言わんでもないのだよ。...あり、がとう。
 ...!!なんだ!青峰!その顔は!


あー、まあ、さんきゅ。
 っんだよ黄瀬。文句あんのか?


ありがとうっス!これからも、よろしくっス!
 ......痛い!痛いっスよー!黒子っちー!


ありがとうございます。
 良ければこれからも、僕たちの応援おねがいします。
 ...紫原君。お菓子の屑が、飛んでます。汚いです。


え〜、お礼?ん〜、ありがとうねー。
 ...ねぇ?これでいい〜赤ちん?




ありがとうございました!拍手シリーズ化出来ればと
おもいます!

拍手内容も、変更済みです!
またお楽しみいただければと思います(^○^)


以上。


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