Colorful Birthday、1/2



十月十日。

世界は、こんなにも色鮮やかだった。

河原の薄にそよぐ風色は冷艶、秋の訪れが身に染みる。

秋天一碧の下に、秋桜の朱桃がよく映えて。

きっとあの煌然とした銀色は、こんな綺麗な日に生まれたのだろう。




銀光が恋しい青年と、不思議な少女の半日。








Colorful Birthday、1/2




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