「ムラムラしてるって言ったら怒る?」

「怒らないけど、なんでこのタイミングで?」

「俺お前がそのスキニーはいてる時ちょう好き」

「え、この色気も何も無い服装が?」

「お前足綺麗じゃん。ラインがもろに出る感じ最高!」

「意外とマニアックなんだね。もっとこう、ミニスカでばりばり生足とかそういう単純なのが好きだと思ってた」

「何年一緒にいんだよ。そんな事じゃちっとも萌えねーのくらいわかってろぃ」

「メモしとくわ」

「つーことで!」

「笑顔でラブホ指差さない、行きませんこんな昼間から」

「…お前、もうちょっと恥じらいとか持ってなかったっけ?」

「元は幼馴染だからね、こうなるよね」

「ちぇー」

「まぁ、もう1人いるんだから少し我慢してよ」

「…は?どういう事?」

「夜な夜な変態ブン太の攻撃に耐えてきましたが、結婚2年目にしてようやく授かりました」

「ちょ、ま、」

「何故泣く!」

「だっ、て」

「やめて!貰い泣きする!」

「やっべえええええ!!!」

「そしてお腹にタックル!」
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