「や、柳君本当に大丈夫?無理することなかったのに…」

「お前の大事な誕生日なのに、本当に申し訳ない。今日は家で休むことにする」

「家にご家族はいるの?」

「いや、」

「だったら帰っても意味ないじゃない!ご飯食べて薬飲まなくちゃ治るものも治らないよ!ウチおいで!」

「でも、お前の家族に迷惑だろう」

「お父さんがいたらうるさいけど今は出張でいないし、柳君のことはお母さんにいっつも話してるから大丈夫だよ!だから早く行こう?」

「…そうなのか?」

「何が!」

「いつも俺のことを話してるのか」

「…あ、いや、ご、ごめんね、今のは口が滑って、あの」

「なんて話してるんだ?俺のことを」

「…とにかく家に行こう!ね?や、柳君立ってるのも辛いでしょ!早く!」

「なぁ、なんて話してるんだ」

「もー!!」



熱あるのに何でこういう所だけ敏感なのー!!
- ナノ -