「ほんっとにすんません!!!」

「あはは、大丈夫大丈夫。それにしても、よりによって今日が休園日だなんてツイてないねー」

「俺、初めての遊園地デート、楽しみでしゃーなくて下調べとか忘れてて…」

「いいのいいの、私も赤也君に全部任せっきりにしてたし。今日は違うとこ行こうか」

「…怒ってないっすか?」

「残念な気持ちはあるけど、赤也君となら何処でも楽しめるだろうから私は平気だよ」



年下の彼の気持ちを立て直してあげるのももう手慣れたものだけど、私がこう言った時に少し照れ臭そうに満面の笑みを向けてくる赤也君は、逆に私が照れてしまうほど可愛い。さて、今日は何処に行こうかな。
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