「うわ、法学概論とか懐かしい。お前それ理解出来てんの?」

「出来てないからこうやって勉強してるんじゃないですかー…もうテストやだー」

「追試とかになったら許さないからね?一緒にいる時間減るし」

「とかいうけど、毎日部屋に乗り込んで来てるじゃないですか」

「そういうお前だって俺が来なかったらひょっこり顔出してくるでしょ。素直じゃないねー可愛いねー」

「…幸村さん、勉強教えるか黙るかどっちかにしてもらえませんか」

「え、遊ぶっていう選択肢は?」

「無いです!」

「つまんないの」

「本当にやばいんですってばー」

「ちょ、何涙目になってるの。わかったから、何処わかんないのさ」

「あ、幸村さん眼鏡かけた。私幸村さんの眼鏡姿好きです」

「お前勉強する気無いだろ」
- ナノ -