「ふぅ」 白石家からお父さんの実家までは割と早く着いた。今はもうお風呂など寝支度を全て済ませたところで、後は寝るだけだ。 髪から滴ってくる水をタオルで拭きながら携帯をチェックしていると、そこには先程の四天宝寺の皆からのメールに加え、立海のあの人達からのメールも入っていた。 晴香先輩、20日全国決勝っすからね!絶対来て下さいよ(`・ω・´) 田代、絶対来んしゃい。じゃなきゃ拗ねる。 田代ー来ないとお菓子やんねぇからなー 来なかったらどうなるかわかってるよね(^ω^)? 会場までの地図を添付しておいた。待ってるぞ。 良かったら来てくれよな。色々大変だと思うけど、あいつ等も頑張って来たし。迷ったら迎えに行くぜ! 柳生君と真田君はアドレス知らないから来ていない(未だにこの2人は私の天敵だ)。しかも内容も内容で、桑原君しかまともなのがない。幸村君なんてただの脅しだし、柳君はむしろ来る事前提にしか考えて無い。20日…3日後か。明後日にはもうあっちに戻るから、確かに行けると言えば行けるが。 「(仕方ないか)」 行かなかった場合の方が面倒臭い事なんて目に見えてる。なんで来なかったんだ、とずっと付き纏われるのがオチだ。まさか夏休み中にあるなんて思ってもいなかっただけに中々億劫だが、行くとするか。 面倒だから一斉送信で返信をし、私はそのまま目を閉じた。四天宝寺の皆にはまた明日メールしよう、とりあえず今日はおやすみなさい。 「仕方ないから行ってあげよう、かぁ。本当に素直じゃないなぁ田代は」 --- ※千歳は公式設定で3年から四天に転入してきたとのことなのでいません。 |