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「いいですか、姜維。今日から新しい家族と暮らすのですよ」
「かぞく…、わたしの、かぞく」
「ええ。ここが、あなたの新しい家です。私のお友達ですから、安心して下さい」
「…こうめいせんせいの、おともだち」
「はい。徐元直と、法孝直という二人の方が住んでいます。これからは、あなたの両親です」
「りょうしん?」
「お父さんと、お母さんです」



「かーさん!じょしょさん!なんか、なんかかわいー子がきたー!」
「あぁ?…ああ、おい徐庶」
「はい、来たみたいですね」

二階に居た子どもがどたどたと降りてくると同時に、家の呼び鈴が鳴る。
法正は読んでいた新聞を畳み、徐庶は本を置いて賑やかな足音に次いで玄関へと歩いていく。
可愛い子、ということは、やっと来てくれたのだ。
玄関に行くと、栗色のふわふわした髪を揺らしながら、徐庶が戸を開けるのを待っていた。
引き戸に手をかけ、なるべく音を鳴らさないようにゆっくり開ける。
と。

「…こども、」
「うわあ、こどもだー!あ、こんにちは!おれ、かこうは!かこうちゅうけん!よろしく!」
「あ…こんにちは。きょう、はくやく。きょうい…」
「きょうい!あそぼう!」
「え、ちょっと、」

夏侯覇が姜維の手を取り、ぐいぐいと家の中に連れ込んでいってしまった。
その様子を見ながら、徐庶ははは、とおかしそうに笑いながら子ども達の背を見ている。

「やっぱり、夏侯覇には適わないみたいだな。孔明、いらっしゃい。よく来てくれた」
「…お久しぶりです。諸葛亮さん」
「こんにちは、お久しぶりです。双方お変わりないようで」
「お陰様で。どうぞ、お上がり下さい」
「お邪魔致します」


こんなかんじで会話中心でちまちまかかせていただきたいなと…
本当に好き勝手遊ばせて頂いてすみません何かありましたら何でも申しつけて下さいませ(うつぶせ
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