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「小吉、車の運転に気を付けるべし、か…配達、気を付けないとな。法正さんはどうでした?」
「……」
「ええと、大吉、待ち人来たり、恋愛成就。行く末安泰、そのまま婚姻すると良し。……」
「…ふん、こんなもの」
「だっ誰のことですか!?法正さん、結婚するなんて一言も言ってなかったじゃないですか!!」
「は?」
「俺のことは遊びだったのか…酷いよ……もう婚約者がいたなんて、俺が馬鹿みたいじゃないか!」
「…確かに馬鹿だな。そのまま病院に行ってこい」
「法正さん、話はまだ終わってないですよ!待って下さい!」
「たかが神籤だろ、本当に馬鹿馬鹿しい。それとも何だ、お前が嫁にでも貰ってくれるのか?」
「え、」
「俺は別に構わんぞ、お前の嫁になれば一生尻に敷いてこき使ってやれるからな」
「……法正さんが、俺の嫁に…?そ、それ、法正さんの待ち人って」
「いらんなら別にいい、明日にでも出て行くさ」
「ま、ま、待って下さい、俺の嫁になって下さい、法正さん!」
「…もとよりそのつもりだ、大馬鹿野郎」


初雪が降る中、赤く染まる耳と曇り眼鏡



結局いちゃいちゃ
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テーマ「推しとの恋」
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