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薄暗い書庫で一人調べものをする徐庶
そこに現れたるは徐庶の大の苦手な法正
法正がそっと後ろから近付き、難しい顔もできるんだなって耳元で言うと変な声出してビビる徐庶
相手が苦手な法正でなに、なんなのこの人って頭がぐるぐるしながら「え、ええと…何か」って聞いたら「いや、あなたが書庫に入っていくのを見たもので」、ってなめくさったような顔で笑う法正
それでなんでついてきたのかって聞こうとしたらちゅーされて固まる徐庶
ちょっと失礼、とか言いながら股ぐらまさぐられたかと思ったらあれよあれよとひょいぱくされまた変な声を出してしまい、それ見た法正がまた喉鳴らして笑って「徐庶殿、また俺の仕事をこっそり盗まれましたな?まったく手癖の悪い軍師ですね、まあ、俺が言えた義理ではないですが。俺に手を貸しちゃいけませんよ、あなた今他の文官から軽蔑されはじめてる事に気付いてないでしょう。あー、これはまあ、そのあたりの恩返しです」とかひょいぱくしながらほざく法正な。
ここで徐庶が気付く。
薄々感づいてはいたけれど法正は自分の事で誰かにとばっちりを食うことが嫌で自ら人と関わらないようにしている。
至極他人ごとのように、自分の性格は褒められたものではない、と客観的に見たうえでそれを受け止めている。
実は寂しいんじゃないか?と
性格は違えどもそんなところがちょっと自分と似てるなあって思ったり、男に口淫されて不思議と嫌じゃなかったり。
法正の長い前髪を指で払って「あなたがやめろって言われても、俺はあなたを理解したいです」って言う徐庶にめっちゃ驚いて思わず見上げたりな
「あんた、趣味悪いな」って言ったら「あなたも」って返されてなんだかなんとも言えない空気になってそこで口淫中断
そしてここから法正の粘着が始まるのだ…
すいません寝ます


最後までやってもいいよ(寝ろ
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