まずい、最近太った。
久々に体重計に乗ったら針が予想より2、3多い数字を指していた。
しばらく気にしてなかったが、そういえばお腹もぷにぷにしてるような。
ああ、油断してた!
「せめておっぱいがもっとあったなら腹なんて目立たないのに!」
「ダイエットなんか必要ねーじゃん」
「男と女じゃ理想の体型は違うんです」
現在キャスケットの部屋で愚痴り中です。
女の子がそんなデリケートな内容を異性に相談するのはどうなんだ。
とか言われそうだけど、別に気にならない。
それに誰かに相談しないことにはこのモヤモヤは晴れない!
「くっ、この腹の肉がもっと上に行けば…!」
「ぷっ」
「笑うな!女の子が一度は考えることだよ!」
慰めてもらえたりアドレスくれたらな、と思っていたけれど。
甲斐性の無いキャスは悩む私を見て面白がってる。
だからモテないんだよばーかばーか!
(だけどそんなキャスケットの彼女は私だったりします、はい)
それにキャスから言わせればダイエットの必要は無いらしい。
それはそれで嬉しい言葉だけど、やっぱり気になるものは気になる。
私としては体重は維持していたいし…。
太っちゃって戦闘に支障が出るなんてことになったら困る!
はー、やっぱダイエットするか。
コックに頼んで食事改善してもらおう…。
あと運動か。そうだベポとかに頼んで組み手とかしようそうしよう!
私が着々と今後のプランを練っていると、何かを考えていたらしいキャスケットが口を開いた。
爽やかな笑顔で。
「なあ、ダイエットってったら運動だよな?」
「あ、うん。必要だよねー」
「おれも手伝う」
「え?ほんと?ありがとう!」
「あぁ!痩せられるし、おれが頑張れば胸もでかくなるし、一石二鳥ってことで」
ん?おかしいな。
何がってキャスの発言に不審な意味が込められていたような。
そう思った時にはキャスケットの手がこっちに伸びていて。
それからベッドに投げ飛ばされて、キャスケットしか見えなくなった。
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ぜひキャスに頑張ってほしいですごめんなさい。