「今日、ワイの家けぇへんか?」
「お前の家?」
「誰もおらへん、だからけぇへんか?」
「…行く」

手を握ったときに、今泉よりも小さな鳴子の手が愛しく感じた。
自転車で走ること10分ほど。鳴子の家に着いた。
鳴子の部屋に入ると、いろんなものでごちゃごちゃしていた。

「スカシ、」
「なんだ?」
「ワイ・・・、」
「うん、」
「・・・・・・・スカシが大好きやっちゅうねん」
「俺のほうがお前よりお前のこと好きだ」

好きといわれるのは悪い気分じゃない。

「スカシ、」
「……?」

鳴子の顔が近づいてくる。今泉もそれを悟って、目を瞑って、唇にやわらかい感触がきた。初めはただ、重ねるだけのキスだったのに、いつしか舌を絡ませる深いキスになった。

「スカシ、好き」
「俺も好きだぜ」
「スカシ、ワイを抱いて」
「なんだよ、そのつもりで俺を家に呼んだのかよ」
「当たり前や」

今泉は腰を上げると、鳴子をお姫様抱っこして、ベッドに寝かせると上から乗った。
制服をひとつひとつ脱がしていくと、白い肌が見えてきた。
今泉はその白い肌に赤い花を散らした。一つ一つが咲くときに、鳴子は嬉しそうに笑う。

「俺、男とヤったことねぇから、よくわかんねぇけど…痛くしないようにする」
「別に、スカシとなら、痛くても大丈夫や」

今泉は鳴子のものをつかんで、自分のものと擦り合わせた。くびれたところが擦られるたびに鳴子は甲高い声でなく。

「そんなに気持ちいいか?」
「スカシの顔がえろいんや」
「俺の顔のせいかよ」
「ぁあん、きもちぃ・・・」

今泉は鳴子のものから先走る液体を秘所にこすり付けた。

「ひゃぁん、」
「痛くねぇように、穴広げるぞ」

初めは指一つ入れるのに大変だったのに、途中からスムーズに指が3本入るようになった。

「どうだよ、」
「す、かし、きて」
「ああ、行くぞ」

今泉は怒張したものを、勢いよく鳴子の中に差し入れた。

「んんんぁあああ!!!」
「鳴子、そんな締め付けんなって」
「スカシのが、太すぎるやって」
「ゆっくりやるから、心配すんなよ」

今泉は腰をゆっくり前後に揺らしながら、じんわりと鳴子の中を擦っていく。
そのたびにまた、甘い声が漏れる。

「ふぁ、あん…あぅ…」
「まだイかせねぞ」
「しゅん、すけの、いじわる、」

今泉は徐々にスピードを早めていき、そして、鳴子のいいところを狙っていった。

「イく、いちゃう、しゅ、んすけ」
「一緒に行こうぜ」
「うん、ぁあああああんんんん!!!」
「っく、」

鳴子はかわいらしい悲鳴を上げて、自分の腹に白い粘液をぽたぽたとこぼした。
今泉もその締め付けに同調して、鳴子の中の深い深いところにどくどくと注ぎいれた。

「スカシ、かっこよすぎ、反則や」
「鳴子はかわいすぎだな」

そんなことをいっている間に太陽は沈んでいった。


今日は誰も家におらへんから
(ちょっとえっちなことをしてもいいのよ)


20140909/めっちゃ好きやねんって鳴子君に言ってほしかっただけ。

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