「不思議チャン、この間の日曜、また山に行ってったダロ?」
「そうですけど、なに、荒北さん怒ってるんですか」
「俺、お前とその日に映画見に行こうって誘ったじゃねぇかヨ」
「え?そうでした?」
「え、そうでしたじゃねぇヨ!お前が映画見たいって言ったから見に行くことになったンだろ、ボケナス!」
「すみません、俺そういう予定とか興味ないんで」
「興味ねぇって、恋人を放り出して勝手に遊びに行くんじゃねぇヨ!!!」
「あ、あらきたさん?!」

荒北はうるさい口を自分の唇でふさいで、シャツの隙間から手を入れた。
身体をなでるだけで、真波の身体はびくびくと反応する。面白いぐらい反応するからだの、真っ赤に熟れた突起物をちょっとつまむと真波の身体はびくんと跳ねた。

「ぁああん、あら、きたさん、やめ、ああん、」
「俺のこと忘れられねェように、体に覚えさせてやるヨ」

荒北の指が真波の胸の淡く色付いている果実を掠めると、真波がとたんに可愛い声を上げた。真波は真っ赤な顔で声を殺そうとするが、荒北は楽しそうに笑って、そこばかりを弄り始める。びくびくびく、と震える真波が可愛い。荒北は硬くこりこりと尖っているそこを指で柔らかくなるよう揉んで、ぴん、と指で弾いた。ひあああん、とたったそれだけで真波は可愛い声を出して身体をそらして、本当にかわいいことこの上ない。
荒北は笑いながらびくびく震えている真波を見る。弄っているのと反対側の乳首が甘く荒北を誘っていた。

「なぁ、真波」
「ふ、ぁう・・・?」
「こっち側、さびしそうにとんがってンじゃナァイ」
「え・・・?」
「舐めてやろうか」
「や・・・!」

だめ、だなんてそんな可愛い制止は聞かない。弄っているほうの乳首はくりくりと苛めたまま、ぺろりと舌の先で反対側の乳首を舐める。
白い身体をなでる手のひらを徐々にゆっくりと下に下げていった。そして、真波のものを荒北はつかんだ。
優しく全体を擦られたり先っぽのほうだけを苛めるようにぐりぐりと指でもてあそばれたりしているうちに真波のものはかたく屹立していく。真波は可愛い顔でやだ、だめいく、いくと荒北に訴えて身体をびくびくと震わせていたが、荒北は気にせず真波の唇を奪いながら手の動きを早めた。

「やん、ああっ、ああだめっ、だめいく、あらきた、さん、いくぅ・・・・っ!」
「いいぜ、イけヨ」
「ひああっ!」

何度か規則的に身体を震わせ、背中を反らすと真波のものから白い液体がこぽこぽと出てきた。
荒北はそれを手のひらに乗っけると、指で真波の後ろのきつく口を閉ざしている秘所をゆっくりなで始めた。

「…う、ゃ・・・・っ」
「こんだけほぐれてたら大丈夫か、」

そういうや否や、荒北は自分のものを突き入れた。ひくひくとうごめいている真波の中は荒北の指をきゅうきゅうと締め付ける。

「そんなに締め付けンなヨ、まだまだこれからだぜ」
「ふぁ、ああ、あらきたさん、あらきたさん、ああああっ」

根元まで深く深く荒北のものを呑み込ませると、真波の秘所は嬉しそうにそれをきゅうきゅうと締め付ける。それがたまらなく気持ちがいい。
荒北は強引に抜き、そして少し乱暴なくらい激しく突き入れた。

「あああっ、らめ、あらきたさん、きもちぃ、きもちいいっ、ああっ!」
「ん…っ、おれも、すっごい、いいぜ…」
「あん、ああんっ、やら、らめ、いく、いっちゃう、あらきたさっ」
「真波、あいしてる。あいしてるぜ、」

荒北が切羽詰った表情で真波に伝えると、真波はやさしく微笑んだ。おれもすき、あいしてる。舌足らずにそう伝えられて、愛おしくてしょうがない。
荒北のものが真波の前立腺を力強くこすり上げると、真波は微くんと大きく震えて絶頂を迎えた。

「あ、あらき、いく、いっちゃ、あ、あ、ああああぁん・・・っ!」
「っ、は!」

真波がイくと、限界が近かった荒北は真波の中の締め付けの強さに耐えられるわけもなく、真波の中で達した。
気絶してしまった真波の身体をきれいにして、荒北は自分の隣に寝かせた。

「これで、嫌でも俺のこと覚えたか?」
「・・・荒北さんのこと大好きだって覚えましたよ。今度、また映画見に行きましょう」

ちょっと、お前来いよ
(体で覚えるもンは忘れねぇンだぜ)


20140905/荒北さんが好きすぎるけど、山が好きなのは変わらないって怒られる真波くんかわいい。

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