厳しい練習を終えて、荒北の部屋で二人でくつろいでいた。

「荒北、キスマーク俺もつけてくれ」
「言われなくっても、いつもつけてやってるだロォ?」
「今欲しいのだ」
「わがままなお姫様だナァ」
「俺は男だ」
「知ってるヨ、」

荒北はゆっくりと東堂の首筋を手のひらで撫でると、噛み付くように首に口をつけた。
そして、おもむろに吸い付くと、真っ赤な花が一輪咲いた。

「綺麗な花が咲いたぜ」
「ひとつじゃなくって、もっとたくさん欲しいのだ」
「はいはいわかりました、お姫様」
「だから、俺は男だ!」

荒北は会話しながら、東堂の制服を脱がすと、Tシャツの下に手を入れた。

「荒北の手ぇ、冷たいのだよ」
「東堂があっためてくれヨ」
「荒北のえっち、」
「なんにもしてねぇじゃねぇかヨ」
「手を突っ込んでる時点でアウトだ」
「じゃあもうこっちも触ってもいいんだよナァ」

そういうなりに、東堂のズボンを脱がして、下着姿にさせた。
東堂の足をゆっくり撫で上げると、一つ一つ丁寧にキスマークをつけた。

「なんで顔かくすんだヨ」
「キスマークつける時の荒北の顔えろいのだ」
「お前だって、キスするときえろい顔してるじゃねぇかヨ」
「荒北の方が絶対えろい」
「いや、東堂の方がえろいナ、」

言い合いになりながらも、荒北は東堂の身体中にキスマークをつけていった。
東堂も負けじとキスマークを荒北の肩につけ始めた。

「ひゃあっ!」

そして、荒北が胸の淡く色付いている果実を掠めると、東堂がとたんに可愛い声を上げた。
東堂は真っ赤な顔をして必死に声を抑えようとするが、荒北は楽しそうに笑いながらいじり始めた。
びくびくと震える東堂が可愛い。荒北はこりこりととがっているそこをやわらかくなるように指でぴんと弾いた。
それだけで、東堂はひゃあああっと可愛い声を出して、身体をそらしてよがった。小動物のようで可愛いことこの上ない。
もう片方も寂しそうにして、荒北を誘っていた。

「こっちにも、キスマークつけてやるヨ」
「ふ、ぁう・・・?」

もう片方の乳首を強く吸うと東堂はやぁああ!と甘い声を上げてさらに荒北を誘った。
舌でぺろぺろ舐めた後、また強く吸ってみる。それだけで、東堂はらめぇ、らめぇと可愛く喘ぐ。
涙を瞳にいっぱいに溜めて喘ぐ姿といったら可愛いことこの上ない。

「あぁん、あらきた、そこだけじゃやぁ、」
「じゃあ他にどこがいいんだヨ」

東堂は真っ赤だった顔をさらに真っ赤にさせて、荒北に無言で主張した。
しかしながら、意地悪な荒北は東堂に言わせようと、口を開くのをじっと待った。

「・・・・・・俺のも、ちゃんと触ってくれ」
「よくできたナ、かわいいこチャン」

荒北はちゅっと音を立てて、東堂の唇にキスをすると、塗ってあったリップクリームが荒北の唇にも付いた。
そして、東堂の先走りでどろどろになったものを手で扱き始めた。
優しく全体を擦られたり先っぽのほうだけを苛めるようにぐりぐりと指でもてあそばれたりしているうちに東堂のものはかたく屹立していく。

「あら、きた、いくぅ、らめ、いっちゃう、いっちゃう」
「俺と一緒にイこうぜ、」

ちゅ、と唇にキスをする。そうしながら、荒北は東堂の先走りでどろどろになった手を東堂の後ろへ回した。そこには薄く色付いている東堂の蕾がある。そこにとろ、と東堂の先走りを塗りつけるように触れると、東堂はびくんと身体を震わせて、恍惚とした表情で荒北を見上げた。
くす、と荒北は微笑む。かわいい、東堂。マジ、かわいい。
やわやわと先走りを塗りこみ、けれど決して中には触れずにただ入り口やその周りだけに触れていると、東堂がもじもじとじれったそうに膝を擦り合わせる。
東堂のアナルもひくひくと淫らにひくついていて。
えっちだナァ。我慢できないのォ?荒北がそう言って意地悪に微笑むと、東堂は顔を真っ赤にした。
ひくひく。相変わらずそこは荒北の指が触れるたびに淫らに動いている。

「指入れるぞ、」

そういうなり荒北は人差し指と中指の2本を突き刺した。そして中でばらばらと動かすと、ひゃあうと東堂が甘い声を上げて鳴いた。

「東堂、可愛い」
「あらき、た、らめらめ、いっちゃう」
「じゃあ、俺を入れるぞ」

荒北は東堂の身体を深く蹂躙していた。
ああああんっ、と東堂が突然の快楽に身体を反らす。
荒北はそんな東堂の身体を床に押し倒して、奥深くまで突き上げた。
びくびく、と震える東堂を強く抱きしめる。東堂は可愛く何度も啼いて、とんがっている乳首を荒北に見せ付けるかのように胸を反らした。
誘われるまま荒北がそれを舌で苛めてやると、ひゃああんと言う可愛い声が上がる。突き上げる強さはそのままに、ちゅくちゅくと東堂の乳首を吸った。やら、やらあっ、と東堂の幼い子供のように舌足らずな声が上がり、ますます荒北の中の熱が上がる。

「あ、ああんっ!あら、きた、らめ、やら、ああぁっ!こわれ、こわれちゃ・・・!」
「・・っは、奥まで、来てほしーんだ、ロ?」
「あああぁぁんっ!」

根元まで深く深く荒北を突き入れると、東堂の中がきゅうきゅうと締め付けて、荒北のものを離さないようにする。しかし、それに反して、抜き出すと、また東堂はひくひくとして荒北を誘う。
東堂のものはもういやらしい汁をたくさん出して、プルプルと震えていた。

「あああっ、らめ、あらき、きもちぃ、きもちいいっ、ああっ!」
「ん・・・っ、おれも、すっごい、いい・・・さいこー」
「あん、ああんっ、やら、らめ、いく、いっちゃう、あらきた、っ」
「東堂、あいしてる。あいしてるぜ、」

荒北が切羽詰った表情で東堂にそう告げると、東堂はぼろぼろと涙を流しながら微笑んだ。おれも。おれもすき、おれもあいしてる。舌足らずにそう告げられて愛おしくて仕方がなくて、荒北は強く東堂を抱きしめた。
そして、荒北が深く挿したとき、東堂はあぁああああ!と声を上げて達した。
荒北も東堂の中の肉壁の締め付けに耐え切れず、どくどくと流しいれた。

「荒北、愛してる」
「愛してるヨ、東堂」

ちゅ、と音を立てたキスは終わらない。
体中のキスマークは消えることはないだろう。
DVDではキスマークが増えます
(愛の数だけ増えるキスマーク)


20140903/部活でうかつに着替えられなくなった荒北と東堂。

「#学園」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -