一目惚れでした
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「…………」

「レッド…?」

レッドがいつにも増してぼんやりしている…
















ここはハナダシティ
用事があって来たものの…
男2人でデートスポットの橋を渡るのは抵抗がありすぎる

「グリン」

「わっ!てか今なんか変な呼び方しなかったか?」

「別に」

「で、なんだよ」

「あの子、誰」


レッドが指差した先には、ピチューと一緒に笑いながら歩いている女の子がいた
そうか、やっとこいつも…


「レッド」

「なに」

「きっかけは自分から作るものだぜ?」

「は?」

俺はレッドの帽子を掴み、彼女に向かって投げた。
おおドンピシャ!さすが俺!
野球選手になれたりして…!





「あの」

「この帽子、あなたの?」

「そう」

「どうぞ」

「ありがとう」

「ねえ、君、よくここに居るよね」

「あなたもね」

「わたしはななし」

「俺はレッド」

「君とずっと話したかった」

「俺も」

「ピカチュウかわいいね」

「ピチューもね」

「…………」

「一目惚れだった」

「…え?」

「あなたに」

「……………わたしもだよ」




一目惚れでした


(あなたが居るから毎日来ていた)

(君と話すキッカケを、探していた)





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グリーンさんいい仕事してますな





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