隣のキミ
---------------------------
※学パロ

「よーしそこまで!…隣のやつと交換して丸付けしろよー!」

「はいななし」

「あ、ありがとうございます」

わたしの席の隣は学校一、人気らしいレッドさんです
今まで知らなかったわたしって本当ダサいと思う
まあ興味なかったのは事実だけど




「凄いねななし、満点だ」

「レッドさんも凄いです。授業中いつも寝てるのに…」

わたしたちが話すと言えば、これっぽっち
わたしはあまり男の人と話すのが得意ではないから、ちょうどいい


一方のレッドさんは誰からにも好かれていて、ちょっと羨ましい
雲の上の存在に思える。
同じ人間なのにね



「ねえ、ななし」

「はい?」

「なんで敬語なの」

「何となくです」

「普通でいいのに」

「無理です」

「なんか淋しい」

「なんでですか?」

「知らないと思うけど俺さ」

「?」

「女子で名前呼び捨てにしてんの、ななしだけだから」

「………へえ」

「わかんないの」

「何がですか」


はあ、とため息を着いて
レッドさんはわたしの耳元でこう言いました。



(ななしが好きだから、に決まってるでしょ)

「…なっ………!」




席が隣だから
こんな展開を迎えるのですか




(うっ…恥ずかしい……)

(くすっ、かわいいな)




back


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -