「博士、図鑑」
赤い人のリザードンのスーパーフルスピードでマサラタウンに戻って来ました!
近いんだから30秒で戻らなくてもいいと思います。
酔いました、ハイ
「ほれ、完成したぞ。」
「なんだよ、お前ら早いな。俺、ジム全壊してしょっぱい思いしながらトボトボ歩いて来たからか。お前らは清々しい気分で空飛んで来たのかよ、マジふざけろ。ばーかばーかばーかばーか」
「ウニさん…っ!」
どうしよう…わたしのせいじゃないのに(元は自分のせい)なんだか今のウニさんを見てると涙が出そう…いや実際は出ないけど。
「…いつもの事」
「うっせぇ」
赤い人とウニさんって、仲良しなのかな…?とふと思ったから質問を投げかけたら声を揃えて「よくない」って言われた。
うん仲良しだね。
「じゃあ俺ジョウトいく」
「あ、わたしも行きます!」
「俺も行く」
「なら3人で一緒にいったらどうかのぉ?」
「え、でも…」
わたしには任務が…
とごにょごにょ言ってるスカイ
何、任務って
まぁいっか
いつもなら僕は一人で旅に出るけれど、なぜか、
「うんいいよ。」
だなんて、僕らしくない
「いいんですか!」
きっと気まぐれ
そう思いながらむかうは、数年振りの家。
母さん、元気かな…
謝らなくちゃ。たくさん心配かけてごめん、って。
「さてレッドが居なくなったところでスカイちゃん」
「はい」
「…ジム壊したらしいのぉ」
なぜ知っている…!
犯人がわかりました。
グリーンさんが告げ口したのか…!
「すいません…」
「責めてはおらん。実はな、極秘で進めて欲しい件なんじゃが、レッドやグリーンもお前さんと一緒に進めて貰うようにした」
「え、どうしてですか?」
「グリーンはジムが元通りになるまで暇じゃからのぉ。」
「その言い方ねぇだろ」
「本当の事じゃ。…それに3人の方が効率が上がるしのぉ。まずジョウトに着いたらウツギ博士に会って話を聞いてくれ」
「分かりました」
「まぁなんだ。よろしくな」
「はい!頼りにしてます!」
「つかよー、敬語もいらねぇ」
「えー」
「いいだろ、スカイ?」
「わかった、ウニさん!」
「…………だからウニじゃねぇええ!!」
「す、すいませ…」
「………準備してくるわ」
出発の日
楽しみと不安が押し寄せる。
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