「……スカイ、」

「ウニさん…どうしよう…」


これはあのあとポケセンで1泊した朝に起きた事件である





「あー、今日は好き好き大好き2ndシーズンファイナル一個手前スペシャルだったああ!」


スカイが意味不明な呪文を唱えた。
レッド達と俺の部屋で明日の行動について話し合っていたとき「わたし今からそれ見るので!…テレビつけてもいいですか?てか付けますね!」と言い勝手にテレビを見出す始末…
つかここ俺の部屋なんだが。


なんだって?
好き好き大好き……なんとかシーズンなんちゃら………とか言ってたな…
レッドに関しては頭に?を浮かべている
つかタイトルなげーなあ…
俺は別に興味が無かったから、じぃさんに連絡を入れると言い部屋を出た。
レッドももう寝る見たいで無言で部屋に戻って行った。







「ウニさん…!」

「うぉ、なんだよ」

じぃさんと連絡を取り、部屋に戻るとあいつが号泣していた。
ドラマか、確実にドラマか。


「やべぇ感動したッス…!」


「うん、そうか。ほら早く部屋に戻って寝ろ。」

「え、ドラマ語りたかったんですが」

「遠慮する。…お前はいつまで俺の部屋に居座る気だ!」

「語り終わるまで」

とドヤ顔で言われたからなぜかイラッとした。
しかも何か星が飛んでた気がした。スピードスターか…?


「あほか。俺は風呂入りたいんだよ」

「うー…わかったー」

「早く寝ろよ」

「はーい!」


…かわいいな





そして俺は風呂をすませた
あークソ、12時回ってやがる…
髪とか乾かさず適当に拭きながら水を冷蔵庫から取り出しベッドに向かっ…………


「たぁ!?」

「たぁって何?!」


水飲んでなくてよかった………
飲んでたら吹き出してた…



「お前、なにしてんだ…?」

「うー、聞いてよー!
とりあえず座りなされ」

ぽんぽん、と隣に座るよう催促された。
…いやいや、ここ俺の部屋だし



「部屋に戻ったらね、シビルドン達がね、わたしのベッド占領してて寝れなかったんだー」

「………………。」

「赤さんの部屋に行っても返事なくて寝てるみたいだったし…で仕方なくウニの部屋に来たら鍵開いてるし、まだ起きてるみたいだったから、ヤッフーイって思って」


はあ……
もうため息しか出ないわ


「…で?」

「………で?」

「お前はどうする気だ」

「えーっとね、あのね…この部屋で寝かせて欲し…」

「あほか」

「うーうー!ひどいよー!」

「あのな、俺、男だぜ?」

「知ってるよ?」

「いや、だからさー」

「ウニの意地悪ー!…なら赤さんを無理矢理にでも起こして………」

「レッド!?…はマズイ………。あー、もう!分かったよ!」


つかお前、ナチュラルにウニさんからウニって呼び捨てに…


「グリーン、大好きっ!」

「…!」

そういうとスカイは抱き着いて来やがった。
先生、いきなりの名前呼びは不意打ちだと思います。
シャンプーいい匂い…ってなんか俺変態みたいか!?
いや、だって本当だし…

…今なら、いいかな……
俺はスカイの腰に腕を回し抱きしめてやった
こいつ、細っせー…


ずっと、このまま、
時が止まっていて欲しいと願う
少しずつ気づく気持ち、俺は気づかない振りをしてたのか


この気持ち


(俺、もしかして…)





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