ピロリ ピロリロ

普段なるはずのないライブキャスターが鳴り響いた


「…誰だろ？」




「#名前っ#、スカイ！！！！」

「アララギ博士！」


アララギ博士は焦っているとき、名前を連呼する癖があるみたいです。


「え、どうしたんですか？」

「それが大変なのよ！！」


博士の焦りっぷりがハンパない。
これは本当にヤバい事件かもしれない、そう感じた。


「おーい！スカイ！」

「あ、ウニさん…」

「あら、誰？」

「一緒に旅してるジムリーダーのウニさんです！」

「てめぇ、ざけんな。グリーンです」

「あらイケメン！」

「この人はアララギ博士！イッシュの博士だよ」

「あー、お前イッシュから来たって言ってたな」

「うん！…で博士、なんですか？」

「スカイ、ごめんっ！」

「え、え！？」

「実は……………」



博士の言葉を聞いて、頭にドータクンが落ちて来たような衝撃を受けた。




「な、なんですって？！
トウヤくんとトウコちゃんが、家出！？」

「いや、家出じゃないのよ」

「え」

「スカイが居なくて耐えられんから会いに行く！って言って…」

「え！？」

「トウヤ達、あなた溺愛だから仕方ないわね。すぐに居場所突き止めると思うからよろしくねー！」

「あっ、博士！」



「…そんな」

「お前、愛されてんだな」

「…どうも」



じゃなくて！！
どうしよう……！
てか遥々ここまで来るの…！？



故郷からの訪問者



あの双子、強烈だからなぁ…




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