Vs トウヤ



「トウヤくーん!起きてよ外でよーよ散歩しよーよー!」

「……やだ」


誰か助けて下さい…!









トウコに拉致られただ今トウヤの部屋。
完全なニートみたいなお部屋に変わり果てて居ました。
わたしが一度来た時は綺麗に片付けられていたのに何があったんだ…!




「ねぇ未来」

「んー?」

「帰っていいよ。僕何があっても外出たりしないし」


こいつ本当にチャンピオンか…!?
そして本当に英雄か…?


「なりたくてなった訳じゃないし…てか僕早く引きこもりたくてNとかアデクさん倒したの。」


恐るべし引きこもりたいが故の力………!



「一歩でもいいからでよーよー!」

そういい布団を引きはがすと

「いーやーだー!」

と反論する駄々っ子ニート

もとい

トウヤくん




「わたしのヒウンアイスのためにもー!」

「やだったらやだー!絶対出たくないー!人間こーわーいー!」

はて人間怖いとな?

「原因はあの電波だよ」


あぁ、Nさんですね…

会う度、未来の話ばっかりしてついていけないんだ、僕、引きこもってて未来と会ってないからさ


と言いながら苦笑いするトウヤくん

てかあの電波誰に許可得てわたしの話してんだ




「うーん、じゃあさ」

「?」


「今度うちおいでよ…美味しいお菓子もらったから、ご馳走するよ」

今まで会ってなかった分、取り返せるようにたくさんお話しよう?



「………未来」


「え、トウヤく…ぐふっ」


僕、外に出る。
未来の家に遊びに行く


抱き着かれ耳元で囁かれたらわたしとは言わない女の子みんなイチコロでしょうが


パシャ

「………チェレンよくやった」

「え」


写真撮られたァアアア!!
くそぅそういやコイツも変態だった…!!!


Nに見せびらかす、ざまぁN

と言ってるトウヤくんが怖かったなんて言えません。



「じゃあ未来、今度、行くから待ってて」

「え、あ、うん」



…わたしの馬鹿馬鹿馬鹿ぁ!






(お疲れ、アイスよ)

(う、うん…)



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