Vs ゴールド
えっと…………
「未来先輩」
………なぜ首を絞められているのでしょうか
わたしは普段通り昼ご飯を食べ、笑っちゃいいかも!を見て「あーこの人ウケるわぁ」とか「やっぱイモリさん面白いわナイス司会」と思っていた時に事件は起こった
ピンポーン
とインターホンが鳴り響く。
はーい と立ち上がり玄関に向かおうとした瞬間
ドサッ
っと押し倒されました。
あれ、デジャヴュ?
「ゴールドくん、どいて?」
「未来先輩は俺のっスよね。なんでシルバーと寝たんスか」
んんん?!なぜそれを…
「未来先輩は俺のなんスから」
今度俺を怒らせたら
「先輩の細い首、折っちゃいそうっス」
とにっこり笑う、ヤンデレもといゴールドくん
「未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩未来先輩」
ぎ、ぎゃぁあああああ…!
怖い、この子怖い!!!
「落ち着いて、ね?ゴールドくん!」
「無理っスね」
「………っ」
ギリギリギリ…
ちょ、ちょっ待とうよ!
絞まってる、絞まってるからああ!!
「ゴ、ゴールド、くんっ」
ピタッ
という音が似合うように、彼の手が緩まった。
…よ、よかった…………?
「未来先輩、襲っていいっスか?」
「ゴールドくん、落ち着いて…!」
こいつ、話聞いてねぇえ!!
くっ、こうなったら最後の手段に…!
「ゴールドくん!」
ガバァと勢いよく抱き着いてやった。
すると黙るヤンデレもといゴールドくん
彼は、こちらからのアピールに弱いのです
…昨日シルバーくんに聞いた
「ちょ、未来先輩っ!」
「嫌、だった…?」
首をこてん、と傾げ聞いてくる先輩
…俺、もう無理っス
バターン
「うわぁああゴールドくぅううん!!!!」
先輩のかわいい顔を最後に
俺は気を失ってしまった。
(未来さんすいませんゴールドが迷惑かけて!何もされませんでしたか?)
(クリスちゃん!)
(首に跡が…未来さん、後は任せて下さい!)
そう言い鬼の形相でゴールドくんを引っ張って行くクリスちゃん。
何かあったらクリスちゃんに連絡しようと誓いました
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