Vs シルバー


ピンポーン


「はーい?」


深夜0時
誰だこんな時間に。
良い子は眠る時間だよ




「未来さん」

「シルバーくん!」


扉を開けるとそこには
真っ青な顔をしたシルバーくんが居ました。





「はい、ハーブティー。落ち着くよ」

「すいません」


よく考えたら彼がこうして深夜に訪ねてくるのは多々あった。


「で、また?」

「ハイ…」





パキッ

ビクッ

ガバァ

ぐふぅ

ドサッ





上から説明しよう

皆さんは体験したことないだろうか。
自分しか居ない部屋から物音がしたという経験が。
彼は極度な怖がり

もとい

ビビリなのである。


そんな彼に抱き着かれ(腹が、腹があああ…!)わたしはベッドへとダイブ
背中痛い!丁度置いてた漫画に背中ぶつけたあああ



とまぁこんな状況なのでありますよ先輩





「大丈夫だよ。」

「未来さん」

「ん?」

「今日泊まってもいいか…?」




断れるはずがないですよね。


「いいよ」




時々、思うことがある。



「未来さん、同じベッドでいいですよね」

「え、わたしソファーで寝るよ」

「怖い」

「………わかったよ」




そういうと笑顔になりニコニコするビビリもといシルバーくん。




(怖がり演じるのもまぁいいんじゃねえの)

(未来さんと寝れるしな)




なんだが計算されているような気がするのはわたしだけ…?


(未来さんっ)

ガバァ

(うぐっ)

(明日ゴールドに自慢してやろ)



- 3 -




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -