「久しぶりだなシルバー…」

ああこの声この感じ。
俺は大嫌いだよ







ヒビキに任せ、俺はサカキのもとにやってきた。
こいつと決着を付ける為に…

すると、鼓膜が破れそうなくらい、大きな爆発音…
あいつらは無事だろうか、怪我はしてないだろうか、と俺らしくもないことを思っていた。


ダメだ、惑わされるな、考えるな、俺はあいつらを信じてここに来たんだ…。





「あんたは何がしたい」

俺は問うた。
何が目的なのか、何の為にまたこのような事をしているのかを。


「シルバー、強くなったな。」



違う、俺が聞きたいのはそんな事じゃない…!


「目を見れば分かる…だが、お前は昔と変わったつもりか?」


「………っ」


「お前の仲間達、ヒビキとコトネと言ったか…やつらは、死んだ」

なん…だって……



さっきの爆発音はそこらじゅうに待機させていたマタドカスやマルマインの大爆発なんだよ!


そういい高笑いする、サカキ


「お前には、もう誰も居ない。
ああ、スカイとかいうやつと少しだけ一緒だったらしいな…」



まさか、



「その女は壊れたよ。自らの手でな」



スカイ、スカイ、スカイ

あんなに、笑っていたスカイが…


「お待たせ、シルバーくん☆」

「2人だけの秘密ね!」




嫌だ、ヒビキ、コトネ、スカイ…みんな




「うわあああああああ!!!!!!!」



「シルバー、我が息子よ。わたしと共に、世界を変えよう

このような事が、二度と起きない世界に!」





ぷつり と、糸が切れた人形のように
俺は、崩れ落ちた。




(俺のせいで、みんなが、)


(消えてゆく)





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