「君達に頼みがある。」
ワタルさんは俺達に、あることを告げた。
上空でそれぞれのポケモンを出し、イッシュに向かう俺達。
チャンピオンは俺達に、イッシュに向かいサカキやゲーチスを止めて来てくれ、そう告げた。
俺達の返事?
んなの一つしかないだろ?
「ねえ、スカイは」
レッドが珍しく口を開いた。
そうだ、スカイは?
あの時別れて以来、会っても居なかった。
「あの馬鹿娘の事だ、大丈夫じゃねーの?」
「…いや、」
「…?!」
「嘘か、本当か分からないが…」
「僕も、幹部達に聞いたよ」
「シルバー、ヒビキ、何か知ってるのか!?」
「サカキが言ったんだ。」
俺達はイッシュに着くまで、一言も話さなかった。
少しだけど旅をしてきたスカイ
お気楽でマイペースで馬鹿で…でも強くて。
あいつが、そんな……
いつだって笑顔で優しかったアイツが………
こんな現実認めたくなくて
(スカイは、壊れた)
(そして、寝返った…だなんて)
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