始まりの洞窟


「…で?」

「はい?」

「前回からまだ全く時間経ってないよな」

「はい」

「お前、柊って言ったよな?ジョウトは?」

「あははは…」

やっぱり再会するのね








*

「ぎゃあああ…!雪っ吹雪すごいっ!!」

わたしは今ボーマンダにのってジョウトに向かって居ます
なぜジョウトかって?
ある男の子に会いたいから………………
ある男の子は誰かって?
ひみつー


ってそんな事言ってる場合じゃない!

「ボーマンダがんばってええ!!」

氷が苦手なボーマンダにとっては苦しいよね…
頑張ってくれてるみたい…だけど………



「わ、あわわわ!!!」

ついに、落ちてしまった…
うわーんボーマンダ酷いよ…!











3話にして、終わるのね……




ピカピ!

「…………」


ピカピ、ピカチュ!


「……ん」

「ピカー!」


なぜ雪山にピカチュウが…
あれ、わたし……

雪がクッションになってくれたんだ…よかった……


「ピカチュウも見つけてくれてありがとう」

そう言って撫でると嬉しそうに泣いた
ああ、かわいい…



「ボーマンダ…ゆっくり休んでね」

「ピカピ!」

「ん?」

「ピカチュ!」

「着いて来いって言ってるの?」

そういうと小さく頷く。
ピカチュウかわいいなわたしもゲットしたいよ、本当。









ピカチュウに着いて行くと、そこは洞窟だった
へぇ、初めて来た…





「誰」

「は?」


洞窟に響く声。
低く、透き通った声






「ピカチュウ、何拾って来たの」



真っ赤な瞳の彼と

この出会いから始まった。




(…人間?)

(当たり前じゃないですか!)





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