>>Prologue( 2/2 )




真新しい制服に身を包み、緊張した顔をしている生徒達が入学式に臨んでいる

トウコも、ベルも、チェレンも、いつもとは違い緊張しているようで、なんか変な感じで少し笑ってしまった。

変と言えば僕も変だ。
学生証を拾ってくれたあの子の事が気になって仕方がない。
あの様子を見ていたトウコ(気づかなかった)には「あんた一目惚れしたのね!あたしは応援するから!」と言われてしまった

一目惚れ…そうかもしれないし、違うかもしれない。
実際分からない。

(まぁ、もう一度会えば、分かるよね。)

と自己解決をした頃には、新入生挨拶が終わろうとしていた頃だった。



「新入生代表、新城アイカ」


なぜ僕は気づかなかったんだろうか



にっこりと笑い、礼をする彼女に


気づかないほど夢中なんだな、と


新城さん、か。
また、話せたらいいな

もっと欲を言えば…
また、笑いかけて欲しい。



これは僕の恋愛日記。


-2-


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