夢を見た、その夢は… 『ななし!その…だ、大好きだ!!!』 『…ななし。愛してる。』 * 「グリーンおはよー!」 「ななしじゃん、朝から元気だな相変わらず」 「それほどでも〜♪」 「…(今のって俺誉めたのか?)」 朝から元気なななしにそれを言ったら喜ばれたけど、別に誉めたつもりはなかったから喜ばれても別に嬉しくねぇし変な気分なんだけど。 「そうそう、今日変な夢見たんだー」 「変な夢…?」 「うん!なんかね、グリーンが好きだって言ってて、レッドが愛してるって言ってる夢!」 「…誰に向かって?」 「こっち向いてたからわたしかなぁ?」 「(…なん、だと!?」 夢の中だし、最初のななしの説明だと俺とレッドが向き合って「好きだ」「愛してる」って言ってると思ってたから、「ありえねー!」とか「そんなわけねぇだろ!」とか言えたけど…。よりによってななしに向かって言ってるとかそんなこと言えねぇよどうすんだよ俺! 「それにしても変な夢だったなぁー」 「は?どこが変なんだよ」 「うーん…顔?」 「か、顔!?」 なんてこったい!俺もレッドも顔は良い方だと思ってたのにななしから見たら変なのか!?なんて考えていたらななしから衝撃的な言葉が聞こえた。 「グリーンの顔はマダツボミでレッドの顔はヒトカゲだったもんなー違和感が…」 「はぁ!?何で俺がマダツボミなんだよ!」 「わたしが似てると思ってたから…?」 「…はあ。」 つい先日口利かないからなと言ったばかりの言葉をさらりといってのけるななしはすごい。本当に。 「つか何で俺とレッドだってわかったんだよ」 「声と髪の毛?大丈夫つるぴかじなかったか「ななし」…レッド?」 「そんなに10万ボルトくらいたい?」 「そんなわけないですごめんなさい」 そのあと違う方を見ていたら後ろからななしの悲鳴が聞こえて振り向いたら黒焦げになっていた。 ななしの丸焼きいっちょあがり!というように得意気なレッドのピカチュウが笑っていて、ななしには悪いけど面白かった。 夢を見た、その夢は… (ありえねぇ夢) (おかしな楽しい夢だった) ------ これはギャグ甘なのか…? いろいろごめんねええ; By美羽 next title 「「天然膝枕使用中」」 |