君のため




「ユウリは、強制入団させられたんだ…」

「そんな事って……」


俺は聞いた事を全て話した
トウコ達は信じられないって顔をしてるけど…


「全く!両親を人質だなんて最低ね!」

「本当だよ。」

「ユウリちゃん、本当は優しい子なんだもんねえ」

「…プラズマ団を潰せばさ、」

「ん?」

「ユウリは解放されるのかな…」


なぜ俺は、こんな事を言ったのだろう
ユウリだけのために、プラズマ団を潰す…?

いや、違うか
みんなの為、だよな…


「………………。」

「あたしもユウリちゃん助けたい…あんまり話した事とかないけど、ムンナを助けてくれたから」

「僕もだよ。」

「わたしも」

「みんな…」








そんな会話をしていたら、すぐにシッポウシティに着いた


「ここがシッポウシティ…」

「ジム行ってくる!」

「あ、トウヤ…!」

「僕らも回復させたらトウヤを追い掛けよう!」

「そうね!」




早く、ジムに行きたい。
理由は分からないけど



君のため


(俺は強くならなきゃいけないんだ)





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