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「言ったでしょ…わたしは王様の側近だって」

「本当にプラズマ団なのか?」

「えぇ…」

「ならなぜ、ポケモンを解放させたいプラズマ団なのに、助ける…?」

「…!!」

「ユウリ、お前本当は……」


「うるさいっ!…わたしは……」


トウヤ、どうして君はわたしに構うの
どうして揺るがすの
わたしだって、本当は…
何も知らないくせに、
何も…………


『ユウリちゃん、』

「シビルドン…」

『僕、トウヤ君になら話してもいいと思うんだ…』

「でも…」

『大丈夫。』



*

「…わたしは、ゲーチスに請われプラズマ団に入れと言われ続けていた」

「…!?」

「でも、ポケモンを解放するとか、奪うとか、絶対嫌だったから、断り続けてた…でも………」


「何かがあった…」


「わたしの両親、名のある研究員。ゲーチスによって、人質にされた」

「何だって…?!」

「全てはわたしをプラズマ団に引き込むために」

『ユウリちゃんの両親は、プラズマ団アジトで研究員として働かされてるんだ』

「両親を助けたかったら、プラズマ団に入れ、そういう事か…」


「うん…だから、プラズマ団の前では、最低の人間を演じてる。」

「………」

「だけど!他のやつらが奪ったポケモンは全て返した!…わたしに出来るのはそれくらいだから。」

「…ユウリ」

「信じてなんて言わない。でも、君には知ってて欲しかった…なんて変だよね、」

「俺は信じる。…俺だけじゃない。俺のポケモンも」

『………できてる』

「シビルドン…!」

『ユウリちゃん照れてるー』

「ばかぁっ!」

「…ねぇユウリ」

「……?」

「俺が助け出すから」

「………!」

「また会おう。てかライブキャスターの番号教えろ」

「…うん!」


「電話するから」

「わたしも電話する!…家出した時とかに」

『ユウリちゃんなら本当にしそうで怖いや』

「本当にするし!…じゃあね、トウヤ君」

「あぁ。」




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(君のこと、)

(少し知れた。)







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