偽りのキヲク



みんなの助け、無駄にはできない…!






「………………来い」

「またお前か」

「この城でもポケモンを回復させたりパソコンは使える…
安心しろ」

「ふーん。えらい親切なんだな」

「お前が一番奥まで進む事がNさまの望みだ……」

「そりゃどーも」






「わたしは愛の女神…
Nと事を構えるトレーナーよ、
さあ休みなさい…」

「…」

「元気になったわね、
あなたも、あなたのポケモンも…
トレーナーが戦うのは決してポケモンを傷つけるためではありません
Nも心の奥底ではそのことを気づいているのにそれを認めるにはあまりにも悲しい時間をこの城で過ごしたのです…」


「わたしは平和の女神…
Nに平穏を与えるもの…

…Nは幼きころより人と離されポケモンと共に育ちました
…ユウリ様を除いて……

悪意ある人に裏切られ虐げられ傷ついたポケモン…
ゲーチスはあえてそうしたポケモンばかりNに近づけていたのです…」

「ゲーチス……」

「…ユウリ様は偽りの記憶で生きておられます」

「Nにしか助けることはできないでしょう」

「……偽りの、記憶…?」



なんなんだよ、一体…




偽りのキヲク


(君に一体、何があった…?)





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